こんにちは、カメラマン近藤です。

 

卒業式の中止によって、当写真館でもキャンセルが続出したかと思いきや、

中には卒業式の規模を縮小して行う学校もあったりで、本日も早朝から3件のお支度をさせていただきました。

学校によってはマスクが必須らしく、”メイクの意味・・・”というボヤキも聞きつつ、

予定通り卒業式シーズンがスタートしたことに心から安堵しております。ふぅ。

 

逆に現在では、”写真だけでも残したい！”というお問合せが逆に増えております。

まだ未発表ですが、”街ブラ”という撮影後に30分程度外出できる特典も検討しております。

（平日限定の予定です。）

 

そうすれば、撮影だけの方でも外に出てお散歩したり友達と写真を撮ったり、

より卒業を感じられるかもしれません。

実は昨年実施した特典なのですが、こういう時だからこそより嬉しいかもしれません。

そうです。写真館というのは、写真を撮る所だけですが、写真を撮るだけじゃありません。

 

 

さてさて、昨日はそんな卒業袴のカタログ撮影がありました。

場所はなんと、上野にある黒田記念館。少しばかりレトロで大学っぽい。

 

ボクはスタジオ撮影担当だったのです。撮影前夜まで。

ただ、増川カメラマンがほぼ恒例イベントと化している年一のぎっくり腰になったので、

急遽カメラを持つことに。ロケハンはしてましたが、ほぼぶっつけ。

ちなみに現在は杖をついており、オラウータンみたいな歩き方をしておりますｗ

 

話を元に戻します。それまで”俺撮影じゃね～し～”と末っ子特有の責任感のなさを発揮しつつ、

急遽撮影担当になったので、ほぼ一睡もせず当日を迎えました。

しかも持ち時間は約50分。もう必死です。ストロボもないので、

とにかく光が入って一番キレイな場所を探します。それがここ。

 

撮影直後にトランス状態に入ったので、小物を持って来たことも忘れてた。

これは開始20分程度の写真です。ようやく色々持って来たことを思い出した。

 

モデルさんはお2人。一人はKOWAのお客様で、もう一方は某有名大学のミスグランプリ。

 

ベストショットはこれかな！

間接照明が奥行きを出して非常にいい。

ドアの色とか、手すりがまたレトロでいいんですよ。

ちなみに、今年はこの着物が一番人気らしいです。モデルの玉城ティナちゃんのブランド。

 

放課後っぽさを出したく、歩いて喋りながら階段を降りてもらったら、

ミュージックステーションみたいになってしまいましたｗ

 

実は外が本命でした。このレンガ調の壁が大学っぽいんです。イメージ通り。

でも残念ながらこの日は雨。しかも手前の壺の存在感が強すぎて中々構図が決まらない。

壺はなんと二個。一個ならまだしも、あの巨大な壺が二個写ったら、

卒業袴のカタログではなく、もはや壺カタログ。

 

ここからのテーマは、どう壺を構図から外すか。

となると、ここしかない。もうちょっと攻めたかったんですけど、

すぐ下に壺があります。

 

二人でも撮りました。ちなみに右のお嬢様が着ている着物は、

女優さんの平祐奈さんブランド。着物は紺が人気です。

 

 

スタジオに戻って新作袴を中心に撮影は続きます。これは先日仕入れたばかりの黄色い小振袖。

黄色は少ないので、人気が出るかもしれません。

 

 

同じ撮影セットでも、障子を前に置くだけで印象が変わります。

モデル撮影は緊張感に溢れながらも、色々挑戦出来るのが面白いです。

 

 

最後はガウン。この時点で16時過ぎてます。

朝8時にはスタジオに入ってもらってるので、半日はお支度・撮影している計算です。

とても素敵なお嬢様で、疲れた顔も見せず頑張ってくれました！

 

ガウンの撮影は”卒業袴写真プラン””の特典なので、あくまでメインは卒業袴。ガウンはサブ。

赤いドレープつきのカーテンがアカデミック感を出してて、非常にいい。挑戦してみるもんだ。

 

お写真の紹介は以上です。

2021年卒業式対象のカタログは、5月位に完成するとのこと。

ご希望の方は事前にお申込み下さいませ。完成次第郵送させていただきます。

 

さて、明日は七五三のモデル撮影ですｗ

頑張るしかないｗ